身長は遺伝で決まるって本当?

2021-06-10 14:12:00

「身長は遺伝で決まる」「親の背が高いから子どもも大きい」と聞いたことがある人も多いと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか。

結論からいうと8割は遺伝、2割は環境因子と言われています。  
「たったの20%か…。」と思いましたか?実はこの20%で身長がプラスマイナス8~9cmの差がでることが分かっています。 

つまり睡眠、運動、食事、ストレスなどの影響によって10cm近く身長を伸ばせる可能性があるということです。 では具体的にどうすればよいのでしょうか。

 ・睡眠 
「寝る子は育つ」ということわざの通り、実は深い睡眠を十分な時間とることが身長を伸ばすのに非常に大切です。 なぜなら、骨や骨を支える筋肉を作る成長ホルモンは睡眠中に分泌されるため、“子供の背が伸びる= 骨が育つのは寝ている時”だからです。 また、成長ホルモンは眠りが深い「ノンレム睡眠」時に分泌されるので、規則正しい生活を送って、 睡眠のリズムを作ることも大事です。 

 ・運動 成長ホルモンは運動をした後にも分泌されます。 “バスケットボールなどのジャンプする運動がセを伸ばす効果が高い”と思われがちですが、 これ誤認でジャンプに限らず「ひねる」「そらす」「曲げる」というまんべんなく動かす全身運動 が関節液の循環を良くし、骨の成長を促す効果があると言われています。 

 ・食事 日本の食卓に並ぶ食品の90%以上は炭水化物といわれていますが、この炭水化物の量をなるべく50%程度にして、 カルシウム・マグネシウム・ビタミンD・亜鉛・たんぱく質などの栄養素をバランス良く摂ることが大事です。


 ●伸び盛りの対策が大事 これらの内容が特に効果的なのが伸び盛りの「成長期」です。 このタイミングを逃してしまうと、身長を大きく伸ばすことは難しくなってしまいます。 子供のポテンシャルを最大限に伸ばせる成長期の時期を逃さずに最大限サポートしてあげることが大事です。