子どもの背を伸ばすのに効果的な食事とは?

2021-06-10 11:11:00


子どもの身長がどのぐらい伸びるかということには、遺伝や環境、生活習慣、運動など、さまざまな要因が関わっています。十分な栄養を摂取することは脳や身体の成長に非常によい影響を与えます。栄養学の観点から食事で背を伸ばすために、よい栄養を含む食事とは、どんなものなのでしょうか?


成長期に特に必要な栄養素


成長期に必要な栄養素はカルシウムだけではありません。

カルシウムも、カルシウムだけでは骨をつくることができないため、別の栄養素が必要です。


特に重要な栄養素は、カルシウム・マグネシウム・ビタミンD・亜鉛・たんぱく質の5つの栄養素。炭水化物や脂質と異なり、「なんとなく摂取できてしまう栄養素」ではないものが殆どです。

つまり、これらが多く含まれている食品を知り、意識してメニューに取り入れる必要があります。
例えば、次のような食品です。


カルシウムを多く含む食品
乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)
魚(ちりめんじゃこ、ワカサギ、干し桜えびなど)
海藻(わかめ、ひじきなど)
野菜(小松菜、チンゲン菜、大根など)
大豆製品(豆腐、納豆、油揚げなど)


マグネシウムを多く含む食品
しらす干し、油揚げ、あさり、納豆、いくら、桜えび、ひじき、ココアなど


ビタミンDを多く含む食品
いくら、鮭、さんま、ひらめ、きくらげなど


亜鉛を多く含む食品
牡蠣、豚肉、牛肉、チーズ、ココアなど


たんぱく質を多く含む食品
魚、肉、豆乳など



これらの栄養素を意識した食生活を送ることができれば、すくなくとも丈夫で健康な体が育成されることが期待できます。

しかしながら、好き嫌い子や少食な子など様々な要因でむずかしい場合もあるかと思います。

そういった場合は、補助的にサプリメントなどで摂取することも手段の1つですので検討してみてもよいでしょう。


また、栄養面ももちろん大事ですが、身長を伸ばすには、骨や筋肉に適度な刺激を与えることや、十分な睡眠も必要です。
日々の栄養はもちろん、よく食べ、よく動き、よく寝るという基本を大事にしてあげて、成長を見守ってあげましょう。