身長の伸びるタイミングっていつ?

2021-01-04 10:53:00

人生の中で、身長がぐんと伸びる時期が2回あります。一番伸びるのは第一次成長期。約50㎝の身長で生まれた新生児は、生後1年で急激に成長し、1年後には70~80㎝にまで成長します。そして4歳になる頃には、新生児期の約2倍近くになるほど身長は伸びます。

次に大きな成長を見せるのが第二次成長期です。個人差はありますが、男子は約13.05歳、女子は約11.06歳頃にあたります。この頃になると男子はヒゲが生え始めたり、女子は胸が膨らんでくるなど、性による身体の変化が現れてきて、メンタルも含め成長に伴う変化が生じてくる、いわゆる思春期といわれる時期を迎えます。

この第二次成長期には、1年間に男子は約10〜12㎝、女子は約8㎝も身長が伸びるのです。この急激な伸びをみせるこの時期を“成長スパート”といいます。成長スパートの時期を過ぎると、身長の伸び率(1年あたりの伸び幅)は徐々に減少し、一般的に男女共18歳頃には身長の伸びが止まります。

◇成長スパートを知る方法とは?
では、どうやったら成長スパートを知ることができるのでしょうか。私が指導している大学生からは、「(成長期をすでに過ぎてしまったので)もっと早く知りたかった」とよく言われます。なぜなら、多くの競技において高身長であることは競技力向上に有利に働くからです。だからこそ、“成長スパート”のチャンスを見逃すのはもったいないのです。見逃さない方法はいたってシンプル。

まずは、両親からの予測身長を計算してみましょう。

<予測身長の計算式>

男子= (両親の身長の合計+13)÷2+2
女子= (両親の身長の合計−13)÷2+2
※ 最近は親世代と小世代の格差がほぼなくなったとされ、上記の計算式に「+2」を入れないことが多い傾向にあります。
これで自分の予測身長がわかります。

もっとも重要なことは、予測身長よりも大きくなることを目標に、定期的に身長を計測し、成長の変化を記録していくことなのです。そして、身長曲線が上へ向かって大きく傾いたら、成長スパート突入のサインです。